カーブアウト財務諸表作成からのバリュエーション(ROIC分析)
売手クライアントが売却検討している事業のカーブアウト財務諸表作成からバリュエーションまでサポートする仕事。
それにROIC分析を組み合わせたら面白いんじゃないかと考えて試行錯誤しています。
カーブアウト財務諸表作成はもともと区分管理されていない事業の切り出しとなるので、多分にマネジメントとアドバイザーの恣意性が入ります。
切り出し後のBS PLをベースに計算したROICが、全社レベルのものと比較して不自然ではないか、WACCと比べて乖離がないか、といったクロスチェックに使えると考えました。
ROICをチェックして問題があれば、切り出し対象の調整が必要になります。
その際はROICツリーで科目別までブレークダウンして問題点を探ることができるのでとても便利です。
売手目線で価格を上げるための工夫にも使えそうです。
ROICが上がる = 企業価値が上がることになるので、交渉目的であえて高いROICを達成するような切り出し方もあります。
あとはクライアントにどうやって分かりやすく伝えるか。