木と森の中間
木を見て森を見ず、とよく言われます。
中間の林ぐらいを見るのが丁度良いのではないでしょうか。
ジョギングするときには数十メートル先の目標物(標識、看板、電信柱など)を決めて、そこから目をそらさずに一直線に走っています。
一点に集中することで余計なものが目に入らず、身体の動きや考え事に集中できる。
ただし足元がおろそかになり躓きそうになる、風景を楽しめない、集中力が持たないといった弊害もあります。
かといってジョギングルート全体を見ることは当然できない。
ふと思いついて、目標物を含めて視界に入るものは一通り見ながら走るようにしました。
目標物はぼんやりと視界の片隅に入れておきつつ、まわりの風景も見る。
木に過度に集中することのデメリットが消えます。
目標物までのルートにはこだわりません。
最短距離ではなくても、暑さをしのげる木陰や人通りの少ない(密を避ける)ルートを選びます。
仕事や趣味の目標の立て方も同じかもしれません。
例えば仕事で独立開業したいという目標があったとして、そこに向かって盲目的に一直線。
ではなく、現在の仕事や他に目標としてふさわしいものが無いかを意識しながら緩やかに進んでいくのが良い(経済的・精神的に安心)のではないでしょうか。