FAS会計士ハヤマの仕事術

大手監査法人を経て、Big4 FASのバリュエーション部門で働く会計士が呟く仕事術 etc.

研修講師の想像力

研修講師の機会が増えています。

社内向け、社外向け(営業目的)、いろいろです。

受講者にとって良い研修はどんなものだろうかというと、共感してもらうことがひとつのゴールかと思います。

 

講師の説明に納得してもらうことは比較的容易いです。

整理して説明して、具体例を添えてあげれば大抵納得してもらえます。

難しいのは共感してもらうこと。

 

一般論の説明だけでは納得止まりです。

共感してもらうには受講生の状況に応じた具体例、どう行動に落とし込むかまで話すことが必要なのではないでしょうか。

そうして自分ごととして、研修内容を捉えてもらうのです。

 

そのためにはまず受講生の仕事内容、立場、研修への期待などを理解する必要があります。

社内向けであれば同僚に聞けば良いのですが、社外向けだと気軽に聞くのが難しい場合がほとんどです。

聞けないのであれば想像力するしかありません。

聞き手の会社のホームページを見てみる、同業の友達に教えてもらう、会社評価の口コミを見てみる、等。

 

せっかくお互い貴重な時間を費やすのですから、有意義な研修にしたいものです。