設備投資によるリターンをCFにどう織り込むか
DCF法の評価で、計画最終年度に多額の設備投資を行なっているけど利益にそのリターンが反映されていない場合があります。
永久成長させる継続期間のCFは計画最終年度をベースにするのが一般的ですが、この場合リターンを反映させずに計算してしまうと価値の過小評価となってしまいます。
一つのアイデアとして、設備投資に評価対象会社のROICを掛けて計算したリターンを利益に織り込む方法があります。
ROICは対象会社の投下資産から生み出される平均的な収益率といえるためです。
成長中の企業の評価ではよくあるシーンだと思うので、ぜひ試してみてください。