バザールの営業トーク
イスタンブールのグランドバザールを訪問。
ドラマ版深夜特急でサワキが冬物のコートを買った場所。
予想通り売り物は大したことなかったのですが、お店の人たちはとても愉快かつ彼らの売り込み姿勢は勉強になりました。
呼び込みが重要
売り物は似たり寄ったりで、服、チャイグラス、その他お土産物など。
これだけお店が密集して競争環境が働いているとおそらく値段も変わらないため、消費者はどのお店でも同じモノを同じ値段で購入できます。
そうなると営業テクニックが差別化となり、とくに最初の呼び込みが重要です。
各お店が呼び込み方法を工夫しており、違いを見るのが意外と楽しい。
私が刺さったのはいきなり「アナタハタカミサカリデスカ?」と言われたこと。
なぜ大して有名ではない高見盛をイスタンブールの商人が知っているのか訳分からず面白かったです。
アドバイザリーや監査のサービスも似ていて、コモディティ化してきているのでアドバイザーの個性が差別化の重要ポイントになります。
流石にクライアントにタカミサカリデスカとは聞けませんが、営業・提案に工夫が必要との気づきになりました。
値札の有無
値札のついている商品が見られたのは意外でした。
アジアのバザールといえば値札はついておらず店員との交渉で決めるのが一般的だと思っていたので驚きました。
値札がついていると交渉の必要は無いので楽ですが、本当にその値段が適正なのかどうかがわかりません。
交渉すれば大体の底値がわかるので納得感をもって買い物できるメリットがあります。
個人的には交渉が楽しいので値札が無い方が有難いですが。