バリュエーションモデルの体裁
目的に応じてバリュエーションモデルの体裁を変えるべきという話。
プレゼンテーション目的であれば、なるべく1シートに計算をまとめる。
DCFでいうとP/L売上からFCFまで集計して割引いて事業価値を出して、そこから営業外資産負債・ネットデット調整を経て株式価値まで一気に計算してしまう。
さらには価値計算に直接使用しない実績データまで含める。
シートを行ったり来たりの説明になると受け手のストレスとなるため。
内部用でレビューしやすい体裁としては、項目ごとにシートを分ける。
P/L、DCF、事業価値~株式価値の調整、といったように。
作り手としてはこちらの方がとっつきやすい。
ひとつの項目に集中できてミスなく披露なく作業できる。
郷に入っては郷に従えというけれど、ひとつの作り方に慣れてしまうともう一方を受け入れるのがなかなかしんどい。