新型コロナのインターネットビジネスへの影響
外出規制により、インターネット需要が増えています。
在宅勤務で自宅の回線につなぐのですが、同じ状況の人たちが多いせいか以前に比べて明らかに速度が遅いです。
こんな状況だからインターネットビジネスは儲かるだろうし株価は上がっているんだろうなと思いましたが、ビジネス形態によって事情は異なるようです。
こちらは2月から直近までのFANGAの株価推移です
きれいに2極化しています。
Amazon, Netflixは3月中旬以降に大きく株価が上昇して2月よりも高くなっている一方、Facebook, Apple, Alphabet(Google)の上昇は限定的です。
Amazon, Netflixの上昇は、外出規制による個人の巣ごもり消費増加が予想されるためです。
個人の消費に直接結びつくビジネスであり、Cashも彼らから直接受け取ります。
一方でFacebook, Googleは外出規制によりおそらくアクセスは増えるでしょうが、メインビジネスである法人からの広告獲得が鈍化するでしょう。
外出規制によりレジャー産業やファッション産業からの広告出稿は大きく減少しそうです。
PVが増加してもCashは広告主からもらわなければなりません。
広い意味では同じインターネットビジネスを営む企業ですが、売上の相手(個人向けか法人向けか)や商材(直接消費に結びつくものか)によって実態は大きく異なることがわかります。