FAS会計士ハヤマの仕事術

大手監査法人を経て、Big4 FASのバリュエーション部門で働く会計士が呟く仕事術 etc.

コロナとオリンピック銘柄

新型コロナウイルスの影響で下がった日本銘柄も、東京オリンピック延期の正式決定や、緊急事態宣言により若干持ち直してきました。

一方でオリンピック銘柄と言われる銘柄の株価回復にはまだ時間がかかりそうです。

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こちらは2020年2月の株価を100%として、日経平均と広告関連銘柄の直近までの株価推移を示しています。

日経平均が85%まで持ち直している一方、広告関連銘柄の回復はいまいち。

とくにオリンピックの広告宣伝に力を入れていた電通サニーサイドアップは50%程度に落ち込んでいますね。

 

東京オリンピックは1年延期で実施が決まっているとはいえ、

2020年の業績が下がることは間違いなく、どれだけの規模で実施できるのか・そもそも実施できるのか、

といった不確実性が相まって回復には時間がかかりそうです。

ただしこの不確実性が解消されれば株価が落ち込み前の水準に回復していくことが考えられるので、オリンピック関連のニュースを注視していく必要がありそうです。