リモート監査時のモチベーション
なんと日経でリモート監査について大々的にとりあげられていました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58510810V20C20A4EA1000/
監査から離れてまだ数年ですが、私が現役だったころには想像し難かった状況です。
まあ必要な証憑がデータで閲覧可能で、クライアントとのコミュニケーションが円滑に進むよう関係構築できているのであれば、実施に問題はなさそうです。
一方で心配なのは個人のモチベーション。
とくにスタッフは黙々と調書を作る作業が中心になりますが、話相手がいないとけっこう辛いものがあります。
現場作業のメリットとして、チームメンバーとアプローチについて議論したり、クライアントから直接フィードバックをもらって成果の確認ができることがあると思います。
私個人は、とかく忙しく心が折れがちな本決算の時期にはそれが大きな支えとなっていました。
現役の監査人達はどう感じているのでしょうか。。。
私であればチームメンバーとはチャット・ビデオで常時コミュニケーションをとれる環境にすると思います。
クライアントと気軽に話すためには日ごろどれだけコミュニケーションをとっていたかに左右されるので、難しいところです。
せいぜい平常時以上に質問のシミュレーションを心がけるぐらいでしょうか。
本決算で燃え尽きた後に転職、という毎年の傾向に拍車がかかるかもしれません。
(コロナショックによる転職市場落ち込みの程度によりますが)