アパレル専門店業界の近況
たまたまアパレル業界について調べる機会があったので、ブログのネタにします。
思ったとおり、専門店は厳しい市場環境のようです。
リアル店舗の収益性低下
プレイヤーの増加、とくにファストファッションの攻勢を受けてアパレル専業のリアル店舗は収益性が低下しています。
国内はユニクロ、海外からはZARAやH&Mといった企業がシンプルで低価格(新興国で大量生産するからこそなせる技)でブームをつくりあげていますね。
さらに若年層の減少、賃金の伸び悩みなどの日本特有の事情が拍車をかけています。
歳をとるにつれてファッションへの支出は落ちますからね。
私は結婚を機にファストファッション派になりました。
とくに男がファッションにお金をかける最たる理由はモテたいだから、、、必然かと。
ECサイトに再起をかける
リアル店舗が不振ならばECサイトで、との方針になるのは自然な流れです。
ただし自社サイト経由での売上を獲得できないと厳しい。
ZOZOや楽天といったプラットフォームに参加しているうちは、場所代と相殺されてあまり利益が出ないはず。
強い自社ブランドを持っているかどうかで成否が決まるのではないでしょうか。
すなわちプラットフォームの場所代を下げさせるか、外部には卸さず自社サイトのみで販売するか。
店舗の家賃以上に手数料取られるのはざらです。
海外展開は未知数
新興国に進出して販売することも打開策になるかもしれません。
新興国であれば現状ネット環境や配送網が整備されていないことから、リアル店舗に頼らざるを得ないでしょう。
日本の高品質かつ効率的な店舗運営ノウハウが活かされる余地は十分あるのでは。
ただしいずれは新興国でもECが主流になるでしょうから、ブランドの確立を急ぐ必要があります。
単なる延命措置にならないようにしないといけません。