ワークシェアリング
プロジェクトの総数が減ってきている中でスタッフを余らせないために、社内でワークシェアリングが流行っています。
1人で十分な作業を2人3人で分担して実施するというもの。
メリットは、離職防止とレピュテーション維持。
アサインが減ると辞めるスタッフが出てきます。
また「あの会社は面倒見が悪い」などの噂が広まるのを防止するためでもあります。
デメリットは、コスト増と品質低下。
分担することで情報伝達のコストがかかります。
得てして複数でひとつの成果物を作ると統一感が無くなり、品質は低下します。
組織の中長期的運営、従業員満足度の観点では、メリットを取ることが大切なのは理解できます。
ただクライアントにとってはデメリットの方が大きいのではないでしょうか。
社内向けの業務であれば品質ダウンは許されることであっても、社外向けでは許されません。
人の能力の差が品質に直結するアドバイザリー業務であれば尚更に品質低下につながるワークシェアリングは避けるべきだと思います。