入札方式におけるバリュエーション
久しぶりに入札方式のバリュエーションプロジェクトに参加しています。
色々な場面でバリュエーションは必要ですが、入札方式はクライアントがとても熱心になるバリュエーションのひとつです。
競争相手がいる
他に競争相手がいることで、負けたくないという心理になります。
とくにクライアントのライバル企業が入札に参加している場合、仮にその企業が落札するとさらに手強くなり二重に痛手を被る可能性があります。
時間が限られている
DD開始から入札まで1ヶ月等、時間がタイトになることが多いです。
PPAや税務目的のバリュエーションであれば次の本決算(確定申告)までに完了すれば良い等、時間に余裕があります。
クライアントから毎日のように状況を聞かれるというプレッシャーがあります。
価格を上げ過ぎないように注意
よくあるのが営業・企画部門は多少高い価格でも買いたがる一方、経理・財務は価格を抑えてほしいと考えていること。
経理的には減損リスクが発生し、財務的には多額の資金調達が必要になります。