2019-08-29 ベンチャー評価の割引率 ベンチャー企業を評価する場合、類似上場企業を基礎とするCAPMはあまり使われません。 上場企業=成熟企業であるため、成長途上のベンチャー企業とは事業リスクが大きく異なるためです。 そこで実務ではAICPA(米国公認会計士協会)が公表している、ベンチャーキャピタルのIRRを割引率とするケースが多いです。 ただこのデータは伝統的なExit方法であるIPOを想定しています。 一方で近年はM&AによるExitが一般的になってきており、そうなると割引率は少し下がるのかもしれません。